あなたは給与明細をしっかりと見ていますか?
私はいつも手取りの金額(振り込まれる金額)だけチェックするくらいでした。
社会保険の本を読んでいるときに、ふと思いました。
私の給与明細はどうなっているんだろう?と思って見てみると…あれ?
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厚生年金保険料は10月支給分給与から新しい保険料に変わる
社会保険料は9月から翌年8月まで新しい保険料が適用されています。
なので社会保険の一つである年金保険料も9月(10月納付分)から新しい保険料となり、10月支給分から引かれます。
なぜ私のは8月分から保険料が高くなっているのだろう?
自分の給与明細を見てみると、8月分の給料から保険料が変わっていました。
あれ?10月分の給与から変わると理解してたのにおかしいな…間違えられたのかな?
月末締め翌月払いでない場合
私の働いている会社は、給与の支給が20日締めの月末払いです。
8月分(7/21〜8/20)の給与が8月に支給されます。
9月分(8/21〜9/20)の給与が9月に支給されます。→基本的にはここから新しい保険料に変わるはず。
保険料は「給与支払月ベース」で処理されるため、私の会社だと9月分(=9月支給分)から変わるということ。
つまり、10月分から保険料が新しくなっている人は、『月末締め翌月払い』
9月分の給与が10月に支給される会社に勤めいる人です。
なので私の場合8月分から変わっているのは違う理由がありそうです。
随時改定が発生した場合
4〜6月以外でも、給与が変わったときは特例的に見直されます。
通常は毎年1回、4〜6月の給料をもとに標準報酬月額を決定します。
それをもとに社会保険料が決まります。
ですが、あなたの給与額が変わった場合に、厚生年金の保険料も給与変更に応じて随時計算し直す制度があります。
つまり、昇給や手当の増減があった場合には保険料が変わる可能性もあるということです。
会社の事務処理場の都合
前倒しで8月末に控除しておくと、会社の納付スケジュールが整理しやすいなどの理由もあります。
会社は納付期限内に保険料を納める義務があります。
前倒し控除をすることで、納付漏れや遅延を防ぐことができます。
社会保険事務所による遡及修正・端数調整が行われた可能性がある
たまにですが、会社の算定届(4月〜6月の給与平均を算出し7月に会社が提出する)に修正や再計算が入り、
反映が早まったり1か月ズレることもあります。
正確に知りたい場合は、給与計算担当者に確認するのが一番確実ですね。
まとめ
基本的には9月〜翌年8月まで新しい保険料が適用されます。
(9月分の給与が翌月払いの会社は10月の支給明細書から新しい保険料が引かれる)
社会保険制度は保険料率が変更になったり、政府により毎年見直しがあります。
政策や財政状況により随時変更もあります。
自分は社会保険料をどのくらい払っているのかを把握しておくのは家計管理においても大事なことです。
私もこれからは給与明細をしっかりみようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。